ごあんない

二條流は、日常欠くことの出来ない煎茶を通じて、日本人としての常識、古来からの礼法を重んじ、和の道、真心の道を培います。
お茶は煎茶だけではなく、玉露や番茶、香煎、酒点などバリエーション豊富です。また、扱う道具によっても多種多様なお点前があります。
それぞれのお茶は茶味に特徴があり、二條流のお点前はそれぞれのお茶が最もおいしく淹れられることを前提に考えられており、これを賞味し楽しみます。
流祖は明治元年、神戸にて発足した水島雅荘です。
当代は七世二條雅瑛で、現在、全日本煎茶道連盟 正会員として活躍しています。
二條流の煎茶具は、陶器・磁器、漆器や金属ものなどをバランスよく調和させ、華やかな中にも落ち着きある雰囲気を大事にします。

家元のことば

煎茶道修養の道のりは長く、一朝一夕に事は成りません。
しかし、時間をかけてお稽古を積んでいくことで、お点前や礼法だけでなく立ち居振る舞い、言葉遣いまで変わっていくのだと思います。
煎茶道は総合芸術です。お点前の熟練、お茶席での振る舞い、道具やしつらえの見識、 花・香・盛物・書・画などなど。探求し始めると一生学んでも学びきれないでしょう。
ただ何かに関心を持ちながら、少しずつ修養を積んでいただきたいと存じます。
煎茶道はまず自身が楽しみつつ、これらを追求していく姿勢が大事だと思います。

二條流 二條雅瑛

二條流の茶席

献茶式

二條流では毎年、黄檗山萬福寺や奈良・東大寺、北野天満宮などで献茶式を務めさせていただいています。

師範披露茶会

年に数回、雅煎会を開催し、会員の見守る中、新師範が御点前を披露し、晴れて正師範となります。これまでの研鑽の成果を披露する一生に一度の晴れ舞台です。

他にも年中行事が多数あり、各所でお茶席を開莚します。

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